吹きすさぶ冷たい風に
次々と
木の葉が散らされるから寂しい
わたしの心は凍え
ひび割れ
バラバラとちぎれていく
君はその輝かしい人生を
わたしの前で
ビリビリと破り捨ててしまうから悲しい
わたしの想い出はひどく渇き
野火のように
パチパチと燃え広がっていく
君と共に
希望は
粉々の灰になっていくのか・・・
怒りはない
侮蔑もない
ただ
じわじわと説明のつかない感情に染められていく
切なさなのか・・・空しさなのか・・・
壊れた君の部品を
補う部品はどこにあるのだろう
一緒に捜して・・・いたのにね