□ノスタルジア□

 

 

いっそのこと

 

 

泣いて・・・しまいましょうか

まだ 桜も散らぬというのに

 

 

いっそのこと

 

 

諦めて・・・みましょうか

まだ 月も満ちぬというのに

 

 

庭の隅っこの 古い古い小さなお墓には

思い出をぎっしり紡いでくれた 懐かしい子達が眠ってる

 

 

ほら 柔らかな毛が手に触れたでしょう?

懐に飛び込むのが上手い三毛猫と 傍らに寄りかかるのが上手い白い犬と・・・

 

 

そういえば 汗ばむような陽気にほっぺもおでこもトマト色に染め

息を切らしてかけ戻って来たのを覚えてるでしょう?

新品の赤いランドセルを下ろして

玄関先の板場に眠り込んじゃった子・・・だあれ?

 

 

春眠の つかの間の走馬灯

 

 

粗い粗い映像は まるで8ミリ映画のように

昼下がりのリビングを 駆け抜けていきました

 

 

 

 

 

 

 

 

   □悪魔の証明(証明できない法則)□

 

 

眠れない夜に ぼんやりと星空を見上げていたら

風が揺れるのを感じた

 

 

斜め後ろに来た 軽やかな存在はいったい何か・・・

星の鼓動が どんな形だか知ってる声は教える

 

 

神様の肋骨と背骨が 全宇宙のドームを支えてて

星や塵を浮かべてるんだと

 

 

地球も遥かな銀河もブラックホールも 何かの向こう側にある見えない星も

みんな神様の腹ん中で拍動してる

 

 

人も周回軌道の彗星もホワイトホールも私たちの宇宙とは別の宇宙でさえも

何もかも神様の腹ん中で生まれ そして死んで行く

 

 

なぜなら

神様は宇宙の あらゆる総ての法則だから

 

 

 

   □スティングの言葉を君に□

 

 

「死について考えを巡らせる中で

人はとても重要な哲学を学ぶ。

成功の絶頂にいる時には学べない。

 

 

華やかな成功 周囲の甘い言葉

何千人もの観客が 自分の曲を歌うことに

酔いしれてしまう。

 

 

哲学を学ぶのは 人生を振り返った時だ。

もう歌えなくなるまで 歌い続けるよ。

 

 

この スティングの言葉・・・君に 贈ります

 

 

今の君にふさわしいメッセージのようで・・・

もし 届けられるものなら 

14日のためより 24日のための贈り物に

 

 

選ばれた者にしか味わえない さまざまの喜怒哀楽

ひたすら地に喘ぎ宙に迷う こんな私にだって想像できる

 

 

与えられるものと失うもの 掴むものと手離すもの

 

 

誰でもしっかり その手に握り締めた地図のどこか孤独の淵 困難の時

天に試されるかのような それとも自ら望み求めて行くような

 

 

誰もがその手 地図のしわを慈しむようにのばす

ちっぽけで偉大なるその命の 今を紡ぎ明日を編む

僅かな希望を蒸留して 何度も何度も夢を結晶化させる

 

 

君も我らも 未来に向かうもの

ひたすら歩むために在る命

 

 

小さな共通の点と点を結び合うもの

 細やかな温もりを感じ合うもの

   □よろこび探すひと□

 

 

足跡も残らないし

命も残さないし

形もないし。

 

 

水でもないし

火でもないし

土でもないし。

 

 

風らしいというのに

音もたてないし

香りも生まないし。

 

 

悲しむでもないし

苦しむでもないし

怒るでもないし。

 

 

おまえは

おまえは

いったい何者!!

 

 

鏡の中で

よく見知った顔が

深いため息ついてる

 

 

 

 

 

   □ココロの翼□

 

 

大事なものを手離すって どんな気分だと思う?

寂しさとやるせなさ どちらが勝るのか

 

 

血をすっかり入れ替えるって どんな感じだと思う?

絶望したのか歓喜したのか どちらが本当なのか

 

 

志願しても強制されても 行き着く先が同じというなら

夕焼けの色はいつも 茜に染まってくれて 

終わりゆく今日この日を 惜しむ横顔には 

きっと誰より 安堵の溜め息が似合うんだろう

 

 

昔のわたしは 不自由から解き放たれ

自由に翔んだのに・・・

 

 

嗚呼・・・ 

嗚呼・・・ 

何やってんだ!

 

 

昔のわたしは 不自由から解き放たれ

自由に翔んだのに・・・

 

 

そんなことで わたしを曇らせるな

これ以上 わたしを試すな

 

  □何ていうか□

 

 

それでも消えないのはさ

その・・・何ていうか

きっとさ もともと組み込まれてたんじゃないかな

 

 

未だに思うのはさ

その・・・何ていうか

きっとさ 当たり前に運命なんじゃないかな

 

 

想像の届かない所にあるのにさ

その・・・何ていうか

きっとさ 理屈を越えた話なんじゃないかな

   □苦しみは集まる□

 

 

胸に 積もる

わたしに 積もる

苦しみが 集まる・・・

 

 

もう ひれ伏さぬだろう

そして 崇拝に至らぬであろう

それが 無意識の望みであったのか

 

 

小さなほんとを 集めさせたかったのだろう

そして 繋ぎ合わせるよう仕組んだのだろう

それが 正真正銘の自分であったのか

 

 

人は 無責任に偶像を作り上げるから

昼も夜もなしに 見えない圧力は膨らんでいく

夢からかけ離れていく現実を 止めようもない

 

 

すべての時 与えられた場所に 努めて相応しくなろうとしても

歪みすぎた伝播が 真綿のように巻きついて

息をするのも苦しかったろう

 

 

何があろうと あの過ちにだけは 身を預けてはいけなかった

もう 何もなかったかのように切り替え 振る舞うことは許されない

 

 

次から次と 不測の事態が起ころうと 謙虚に向き合い続けなければならなかった

 もう 何もなかったかのように笑い 期待することは叶わない