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   □あの人へ□

言葉が 息をしてない
僕は 生きてない


言葉が 息をしたがってる
僕も 生き返りたい


小さな疑念が
大きな真実の返り討ちにあって
ささやかな希望は
大きな失望の闇に突き落とされた・・・


それから 僕はとっても無口になったよ
話し方を全部忘れてる


景色が色を無くすとは こういうことなんだと分かった
生きながら死ぬとは こういうことと教わった


唐突に お久しぶりなんて ひどく驚かせるから
そこいらの国が戦争でも おっばじめたかと 飛び起きてしまったよ


夢を中断されて 少し不機嫌なおはようさ
同じ夢はきっと見られないから 最後まで見てしまいたかったのさ


旅を早めに切り上げるなんて 思いもよらないから
嬉しいのに けっこう戸惑ってる自分がいる


ちゃんと予定をこなして
いろんな土産話を たくさんたくさんせがもうと思ってたんだ


その時は
きっと誰にも負けない 清々しい君で
噂好きのオジさんオバさん、ニーさんネーさん達の突撃を
まっ直ぐ受け止めるって信じた


逃げ出したい針のむしろだけど
それが復活のための 絶対避けてはいけない儀式だと信じる


最初の頃のおっきな嘘だけは潔く
とっとと清算するのが 正当な手順だと思うよ


世間の目をちゃんと見据えて
つい間違えてしまったと ケジメつけてお辞儀しときなよ


僕らの目をしっかり見つめて
もうあんな嘘は絶対なしだと きりりと約束してよ


そうやってまた あんな楽しい非日常へ連れてって欲しい


君は知らないだろうけど
寒い冬の日も 後ろ姿ちゃんと見てたよ・・・
夏の日のくしゃみも ちゃんと知ってるよ・・・