desi-kamo’s diary

単なる渾沌形独り言

   □自然の力□

 

 

夏の贈り物

私にくれたいちじくの木

秋と冬と春が流れた

 

 

いちじくの木は

一番寒いころ剪定される

 

 

薄灰色の樹皮の表面

わずかに膨らむ一番下の新芽

八重桜が終わるころ元気に芽吹く

 

 

新芽の先の枝は

スッパリ切り落とされる

 

 

まあ!

たくましき命の残骸!

嬉しい驚きのいとおしさ

 

 

夏の脱け殻

七日の命の吟遊詩人

秋と冬と春が流れた

 

 

いまだにそれは

力一杯幹にしがみついていた