desi-kamo’s diary

単なる渾沌形独り言

   □苦しみは集まる□

 

 

胸に 積もる

わたしに 積もる

苦しみが 集まる・・・

 

 

もう ひれ伏さぬだろう

そして 崇拝に至らぬであろう

それが 無意識の望みであったのか

 

 

小さなほんとを 集めさせたかったのだろう

そして 繋ぎ合わせるよう仕組んだのだろう

それが 正真正銘の自分であったのか

 

 

人は 無責任に偶像を作り上げるから

昼も夜もなしに 見えない圧力は膨らんでいく

夢からかけ離れていく現実を 止めようもない

 

 

すべての時 与えられた場所に 努めて相応しくなろうとしても

歪みすぎた伝播が 真綿のように巻きついて

息をするのも苦しかったろう

 

 

何があろうと あの過ちにだけは 身を預けてはいけなかった

もう 何もなかったかのように切り替え 振る舞うことは許されない

 

 

次から次と 不測の事態が起ころうと 謙虚に向き合い続けなければならなかった

 もう 何もなかったかのように笑い 期待することは叶わない

 

 

 

 

 

 

 

 

   □哀歌□

 

 

吹きすさぶ冷たい風に

次々と

木の葉が散らされるから寂しい

 

 

わたしの心は凍え

ひび割れ

バラバラとちぎれていく

 

 

君はその輝かしい人生を

わたしの前で

ビリビリと破り捨ててしまうから悲しい

 

 

わたしの想い出はひどく渇き

野火のように

パチパチと燃え広がっていく

 

 

君と共に

希望は

粉々の灰になっていくのか・・・

 

 

怒りはない

侮蔑もない

ただ

じわじわと説明のつかない感情に染められていく

 

 

切なさなのか・・・空しさなのか・・・

 

 

壊れた君の部品を

補う部品はどこにあるのだろう

一緒に捜して・・・いたのにね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   □羊、その遺産□

 

 

夢が夢か

今が現在(いま)か

混乱してしまいそう

 

 

夢が現在(いま)か

現在(いま)が夢か

戸惑ってしまいそう

 

 

悩みの その時その時

指針になっていたものが

狂った地場のコンパスだった・・・って?

 

 

わたしに答えを示すコンパスは いつも間違わなかったと思う

あの頃に後悔はない

多少は虚勢混じりにでもわたし 胸を張りたい

 

 

だってね・・・

世界に一つしかないコンパスだったんだもの

大事な大事なわたしのコンパスだったんだもの

 

 

たびたび埃を拭っているよ

ピカピカに自分で磨き

いつも懐のポケットに忍ばせているよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   □神無月に□

 

 

 

地球の胎内に住んでおられるのは

何でも溶かし再生の釜に戻す火の神様ですか?

 

 

ときどき空の神様に

花火でもお見せしようと赤い火柱を噴き上げるのでしょうか

 

 

深い大地の底に住んでおられるのは

どんなことにも忍耐強い岩の神様ですか?

 

 

ときどき窮屈で苦しくなって

大きな背伸びをするから大地が引き裂かれ揺れるのでしょうか

 

 

わたしたちは八百万の神様に生かされて来ました

いつの世にも八百万の神様に守られて行きます

 

 

時に身に余る果報をもたらしてくださり

わたしたちはしみじみ幸せを味わうことが出来ます

 

 

時に思いもよらぬ悪報を与えられても

先に行ってみれば必ず成長を自覚させて頂けます

 

 

天罰さえも怒りではなく慈しみのしるしであると

わたしは信じているのです

 

 

昔の人々のように

万物に命の営みを見出だし

万物に慈しみと畏怖の念を持っていたいのです

 

 

 

 

 

 

 

   □ふんわりと□

 

 

君は友と楽しい時を過ごして下さい

ばんえい競馬にも行ったそうですね

 

 

わたしは誘われても可哀想だから行かない

歴史的由来を知っても嫌だから仕方ない

 

 

君は敵の本を読んで嘘を探して下さい

敵に塩 売上げに協力してあげればいいのです

 

 

わたしは読みません

恐怖のピエロより厄介な 素顔のピエロの儲け協力なんて 絶対しませんから

 

 

無邪気な人だから笑顔で

昔よりゆったりと寄り添っています

 

 

自由な人だから時々片目で

昔よりゆっくりと眺めています

 

 

今はふんわりと好きだからね

昔よりのんびりと一緒がいいからね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   □ひそひそ話□

 

 

うっかり真っ逆さまに落っこちるのはいいけど

堕ちたらだめだよ

 

 

ロマンチストは恋を追いかけるのもいいけど

追い越したらだめだよ

 

 

針が振りきれるほど突っ走るのもいいけど

時には歩かなきゃだめだよ

 

 

ハラハラするような気持ちで見守る人たちがたくさんたくさんいるって

忘れちゃだめだよ

 

 

もう何年会ってないだろう

都会にはもう行けないから

君が会いに来て

 

 

 

   □愚者の呟き□

 

 

分かってもらえんかなあ

 

 

いい加減に考え言葉をたがえるのと

ちゃんと考え主張を変えるのとは

意味が違うってこと

 

 

なんで分かってもらえんかなあ

 

 

いつも自分が正義とばかりに胸を張り

正論だから正論とだからと大上段

聞く耳はあると言いながら 

こちらに言わせれば ない!

 

 

賢い人はこれだからなあ

 

 

賢い?それがどうした?

わたしの心の声は

天才秀才より人格者を選びたいってだけの話

 

 

考えと考えがぶつかる

正義と正義が競り合う

上手く折り合いつけば少しの進化

愚者はこれだから苦労するってわけだ