2017-01-01から1年間の記事一覧
信じなくてもいいだろう? 信じる時が来ればそれでいいじゃないか どん底で信じない者は味方ではないって? お前なんか未来の仲間じゃないとなぜ言い切れる 信じ込ませればいいだろう? 不純物の混じった水を浄化すべきは お互いじゃないか 許さないんだろう…
説明出来ない 言葉を知らないんだもの この視界不良の感情 幸せかと問われたら 不幸せって訳じゃないと答えてしまいそう 好きかと問われたら たぶんそうなんじゃないかなと答えそう 深海の気圧ほどの力で潰されたのは 夢?感情? 癒し宥めることも叶わず こ…
視界を遮るものがなんにもない そんな景色を見たか? 天地を分けるゆるい弧 天海を隔てるひとすじの線 この星の運命の冠たちは 世の移ろいの静かなる証人であった 南海の小島の闇に描かれた光景は どうだ? 地の底から溢れることを止めないもの 真っ赤に燃え…
ほんのり頬を染めるような思い 愛を謳うよろこびなら絵にもなろう 求めるよりも与え 乞うよりも尽くす構えなら物語も映えよう 夢に生き やがて希望を叶えてゆく人は 自らの幸いに透かして 縁に添い 誰かに安らぎを分けてゆく人なら なんと尊いことかと倣いた…
それが幸せっていうものなのか・・・ 幸せの定義は人それぞれで 少しずつ変わっていったりもする ささやかな安らぎとか ふと転がり込んできた幸運とか 何の計算もなく得た喜びとか あるにはあるけどね そのメッセージのように 世界の何十億の人より恵まれて…
あの 意味とは? つまり この 存在意義ではないのか? 天は時を選ばぬというのに なぜそのような時になったのか? この 痣というよりもタトゥー で残し。 祓えぬ過去と 祝福を想像できぬ未来が 片隅のローソクのように 心もとなく揺れた。 この 歓喜に満ちた…
キーに触れたい指なのに なぜか意固地になってしまいます 馬鹿みたいに真っ直線だったころが懐かしくって なぜか居心地悪く感じてしまいます ある日を境に さながら混沌の思考と行動が 円を真っ二つに切ったみたいに背を向けあって 本音が定まらないのです …
悩ましい どの子を抱き締めようか 将来の相棒に誰が一番良い相性か やっとやっと 本当にやっとのこと授かった五つの命 老齢になったわが相棒クンの子供たちは 凄まじい速度で成長している 父ちゃんと暮らしたい子誰かな? ウチの子になりたいのは誰かな? と…
素敵な雨のお話― その傘は 雨宿りの恋人たちを 元の主からの爽やかな博愛に包んで 恋の1ページのささやかな栞になったのでしょう 雨上がりの偶然― その歌うたいは 路上パフォーマーの声に誘われ 懐かしい曲を共に歌って 明日への一歩に確かな勇気を授けられ…
日本外国特派員協会が表紙に使用した日本オリンピックエンブレムをウィルスに模したマーク、COVID19とまで入っている。 この夏オリンピックが開催出来ない状況下にあって、あまりにも無神経だ。 デザイナーとこのデザイン使用の決定を下した編集者、上手いこ…
小さきものは勤勉なり 小さきことを繰り返し 小さきものを生み出す 小さきことを重ね上げ 小さきものを満足とする 小さきことを積み上げ 小さきものを成し遂げる 小さきものは幸いなり 大を成せずと悔やむことなく そこに生き そこで小さきものとして在り続…
夏の贈り物 私にくれたいちじくの木 秋と冬と春が流れた いちじくの木は 一番寒いころ剪定される 薄灰色の樹皮の表面 わずかに膨らむ一番下の新芽 八重桜が終わるころ元気に芽吹く 新芽の先の枝は スッパリ切り落とされる まあ! たくましき命の残骸! 嬉し…
寄り添えば寄り添うだけ 意図せず染まる 別々の色が陣地を競いながら 境目からどんどん新しい色に生まれ変わる 恋とは そんなふうに呼吸する
失望の歴史ならば 迷わず終う天と 骸の上に 骸で覆い尽くす懲りない地 野火の後の 見事な再生を祝福する光と 踏み荒らし まるで砂漠化を楽しむ影ども 人とは そのように呼吸する
いっそのこと 泣いて・・・しまいましょうか まだ 桜も散らぬというのに いっそのこと 諦めて・・・みましょうか まだ 月も満ちぬというのに 庭の隅っこの 古い古い小さなお墓には 思い出をぎっしり紡いでくれた 懐かしい子達が眠ってる ほら 柔らかな毛が手…
眠れない夜に ぼんやりと星空を見上げていたら 風が揺れるのを感じた 斜め後ろに来た 軽やかな存在はいったい何か・・・ 星の鼓動が どんな形だか知ってる声は教える 神様の肋骨と背骨が 全宇宙のドームを支えてて 星や塵を浮かべてるんだと 地球も遥かな銀…
「死について考えを巡らせる中で 人はとても重要な哲学を学ぶ。 成功の絶頂にいる時には学べない。 華やかな成功 周囲の甘い言葉 何千人もの観客が 自分の曲を歌うことに 酔いしれてしまう。 哲学を学ぶのは 人生を振り返った時だ。 もう歌えなくなるまで 歌…
足跡も残らないし 命も残さないし 形もないし。 水でもないし 火でもないし 土でもないし。 風らしいというのに 音もたてないし 香りも生まないし。 悲しむでもないし 苦しむでもないし 怒るでもないし。 おまえは おまえは いったい何者!! 鏡の中で よく…