ざわざわする
喜べと口々に話す人々を眺めながら
ちゃんと理解していない者はどこか不安になる
水面下で何かが起きているという
世界に散らばる闇を明らかにし
その勢力を捕らえ裁くという
身を守る術も知らず
わたしは時代のうねりに巻き込まれながら
ただ流れている
萎えた気力でずっと歩いていたのだから
何を今さら恐れるのだろう
煌めく感情もゴミクズの感情でさえも
宝物のように抱えればいい
すべてが自分に必要な要素だと
遠い昔おぼろげに納得したじゃないか
いつまで生きようがいつ消えようが
どう生きようがどう消えようが
魂が望んだことだと
遠い昔おぼろげに知ったつもりになってたじゃないか
―・―・―・―・―世界緊急放送の日だとか言われる朝に