desi-kamo’s diary

単なる渾沌形独り言

    □足の下□

意志なくただ流されていくように見えても

そう見せる選択をした意志が隠れていることもあるのだ

 

 

意識的に流されているのに

まるで意志なきもののように流れていく選択もあるのだ

 

 

それを知っているのに

知らないふりするのか

まことに知らないのか

 

 

自分のものでなくても自分のもののように話すのは

得意な技法でありかつ同類嫌悪の痛覚を禁じ得ない

 

 

こぼれ落ちた嫌悪は地下茎をのばし

次から次に子孫を芽吹かせ続ける

君を責めながら自分を責める

自分を責めながら君を責める

 

 

いつか大衆を無能だと密かに

見下しているように聞こえたのが不快だ

選ばれし者としての存在意識を見せ過ぎるのが不憫だ

君を責めながら自分とは違うと思いたがる

自分を責めないで君を責める

 

  

どのように築いた歴史であるか事実は変えようがない

決して曝せない互いのページに事実は記録されている

 

 

偽りは君のなかに私のなかに

真実は私のなかに君のなかに

 何もかも足の下に